香川県の観光スポット

【長崎ノ鼻】視界の全てが美しい瀬戸内海で満たされる屋島最北端の岬【2022年冬】

hayate

ここは屋島最北端、瀬戸内海に突き出した岬「長崎ノ鼻」

かつて幕末には砲台が築かれていたこの場所は、美しい瀬戸内海を視界いっぱいに見渡すことが出来る絶景スポットとなっています。

今回は香川県民ですらその存在を知る人は多くないであろう「長崎ノ鼻」を紹介します。
ちなみに訪問日は1月2日、めっちゃ寒いっす。

長崎ノ鼻は瀬戸内海に突き出た屋島の先端。大体の観光客は屋島に登ってしまうので穴場中の穴場。

車で行くのがおすすめですが、自転車やバイク、トレッキングで向かう人も多いようです。
途中住宅街で道が細い箇所があるので、車で行く時は対向車に注意してください。

公共交通機関を使用する場合、最寄駅は琴電屋島駅ですがかなり遠い。
琴電屋島駅からはバスが出ていますので、「健康ランド前」で降りるのが公共交通機関で長崎ノ鼻に一番近づける方法でしょうか。健康ランド前から歩いても30分以上かかると思われます。

駐車場はこんな感じ。結構広々としてますね。ちなみに無料。

駐車場から奥にすすんで行くと岬に降りる長い階段が現れます。ちょっと見つけにくいかもしれません。
岬からは女木島・男木島が近く、小豆島と高松港を行き交うフェリーも見えます。晴れた日には最高の景色でしょう。今回はちょっと曇ってて残念。

階段を降りていくとこんな感じ。
岬の先へ行く道は少々足元が悪いのでお気をつけて。落ちたら一巻のオワリ。
岬の先端まで来ました。絶景なり。遠くに高松シンボルタワーが見えます。
あそこからフェリーや高速艇が次々と出港していますが、小豆島行きの大きな船は長崎ノ鼻の真正面を通過してくれます。

左手に見える長めの島が女木島、その右隣が男木島です。

1853年(嘉永6年)ペリーが軍艦を率いて浦賀に来航して以来、国内では海防の必要性が強く叫ばれるようになりました。讃岐では1863年(文久3年)幕府の命を受けた高松藩主「松平頼聰」が高松の港を守るため、ここに砲台を築きました。砲台築造には長崎で西洋砲術を学んだ藤川三溪が関わったとされ、南の丘から海に向かって上、中、下の三段に分かれていました。上段は守備兵の屯所であったと推測されており、中、下段には大砲が3門ずつ備えられるようになっていました。

おそらくこれが砲台跡でしょうか。鉄筋が折り曲げられ何かしらここに建造物があったであろう形跡が残されています。

以上、長崎ノ鼻の紹介でした。

アクセスがあまり良くない分観光客は少ないので写真は撮りやすいかもですね。

晴れた日に是非どうぞ。

ではまた。

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動画クリエイター
香川県在住。体力は無限。 美しい景色と文化、美味しいご飯を求めて四国・香川県を中心に日本各地を歩く。 He walks around Kagawa Prefecture in Shikoku and other parts of Japan in search of beautiful scenery, culture, and delicious food.
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